負けなかった。点を奪っても奪い返される苦しい展開。ヤクルトは終盤の7回に2点を失って、巨人と引き分けた。高津臣吾監督(52)は「非常に難しかった。攻撃する方も、ピッチャーを含めて守備の方も反省するところもすごく良かったところもたくさんあった」と振り返った。

先発高橋が5回4失点と粘れなかったが、打線がカバーした。前日は3本塁打で打ち勝った。この日の本塁打は塩見の1本のみだったが、13安打でつないで点をもぎ取った。10連戦最初のカード。上位を争う巨人との連戦。逃げ切れなかったが、指揮官は「欲を言えば切りがない。終盤まで勝っていたので、勝ち切りたかったのは正直なところですけど、負けなかったところも評価していいのかなと思います」と前を向いた。3位巨人とは1ゲーム差をキープ。正念場へ向け、価値のある引き分けとなったはずだ。

▽ヤクルト高橋(先発して5回4失点、3被弾) 今日は力んでしまい、ボールを操ることができず、甘く入った球を仕留められてしまった。長いイニングを投げられなくて申し訳ないです。