立大が開幕戦をものにした。先発の池田陽佑投手(2年=智弁和歌山)が6回3安打無失点で勝利。「今日を取るか、取らないかで順位が変わる」と気合を入れて臨んだ。序盤は高く入った球を打たれたが、尻上がりに修正。味方打線の援護もあり、責任を果たした。

今春リーグ戦では、1、2回戦と連投が多く、計8先発。だが、1勝1敗にとどまった。「ラインに投げようと意識したのですが、打たれてしまった」と反省。夏の間も、徹底して低めに投げることを意識した。コロナの影響でオープン戦登板は3試合と限られたが、開幕戦で取り組みの成果を出した。

溝口智成監督(53)からは「エースになろうとしている池田が、6回まで投げてくれた」とねぎらわれた。今夏甲子園では母校が優勝。池田は「後輩たちが全国の舞台で活躍した。自分も、もっと頑張らないといけない」と、さらなる活躍を誓った。