首位阪神が宿敵との直接対決で大敗し、2位ヤクルトに1・5ゲーム差、3位巨人に2・5ゲーム差まで迫られた。

1回裏、3番糸原健斗内野手(28)の中前適時打で幸先よく先制。だが2回表、先発ジョー・ガンケル投手(29)が失策絡みで大炎上した。

2連打から1死二、三塁とされると、8番大城に逆転中前2点打を献上。なおも1死一塁、9番菅野の投前犠打に対するガンケルの二塁送球がそれ、これを遊撃手の中野拓夢内野手(25)が後逸し、一、三塁にピンチを広げた(記録は中野の失策)。

ここで踏ん張りきれず、1番吉川に中越え3ラン、3番坂本には左中間2ランを浴び、この回だけで7失点。結局、ガンケルは2回7失点で自身2連敗となる3敗目(7勝)を喫した。

調子が上がらない打線は、今季初対戦となった巨人菅野に7回5安打1失点の好投を許した。これで両リーグワーストのチーム失策数は75となった。