阪神秋山拓巳投手(30)が21日中日戦(バンテリンドーム)に先発し、戦友に勝利をささげる。甲子園で前日調整後は桑原の引退会見を見守り、一言一句を胸に刻んだ。

「本当にお疲れさまでしたという気持ちでいっぱいです。体がボロボロの中でも腕を振り続けていた姿を見ていました」

17年の開幕前を思い返し「2人で崖っぷちコンビだという話をしながら一緒に頑張ってきた」と明かした。互いを高め合い、その年秋山は自己最多の12勝。桑原も43ホールドポイントで最優秀中継ぎに輝いた。苦楽をともにした6学年上の“相方”に対し「チームへの献身という点では本当に見習うべき存在」と敬意を表し、その闘志を継承する。

秋山はここまで青柳らと並んでリーグ最多の10勝(5敗)で、単独トップの11勝目がかかる。中日には今季2試合で1勝0敗、防御率0・64と好相性だが「守りに入らず、攻めた投球ができるように頑張りたい」と気の緩みはない。17日の中日戦は台風接近で予定した先発が飛び、中9日と登板が空いた。相手先発は防御率2・12でリーグトップの柳。「先制点を与えないように自分のできることに集中して勝てるように」。目の前の打者に全力を注ぎ、6連戦初戦の勝利を誓った。【前山慎治】

▼21日に阪神●でヤクルト○のとき、阪神は2位に陥落する。このとき阪神は62勝48敗5分けで勝率5割6分4厘、ヤクルトは55勝42敗15分けで5割6分7厘。貯金は阪神14に対しヤクルト13で、ヤクルトは2位阪神にマイナス0・5ゲーム差の首位となる。