阪神江越を兄に持つ、三菱重工Eastの江越海地主将(27)が9回2死一、二塁で代打出場。中越えにサヨナラ打を放ち、2年ぶり12度目の本戦出場を決めた。 低めのフォークを巧みにすくい上げた。「抜けろ!と叫びながら走っていました」と笑いながら話した。この日で27歳。自らのバットで最高の誕生日を演出した。

佐伯功監督(46)は「誕生日ということもあり、何か持ってるかなと思って起用しました」と笑顔。2度の満塁のピンチなど、非常に苦しい試合展開だったが、「チームの成長につながる試合だと思います」と話した。

7月に行われた社会人日本選手権決勝で、チームは大阪ガスに敗れている。江越は「準優勝は1回戦で負けるのよりも悔しい。まずはしっかり1回戦を勝って、悔しさを晴らしに行きます」と力強く話した。