ヤクルトは29日、雄平外野手(37)が、今季限りで引退すると発表した。

雄平は球団を通じ「ヤクルト球団には、高校を卒業して19年間という長い間お世話になり、プロ野球選手として素晴らしい経験をさせていただきました。ここまでやって来られたのは、これまで携わっていただいた、監督・コーチやチームメート、球団関係の皆様、応援していただいた皆さんのおかげです。特にファンの皆さんの温かい応援は力となり励みにもなりました。そして、最後に家族に『ありがとう』を言いたいです。思い返すと沢山の思い出がよみがえりますが、中でも2015年、サヨナラヒットで優勝を決めた事が、一番印象に残っています。多くの方々に支えていただき、19年間のプロ野球生活を過ごすことができました。ありがとうございました」とコメントした。

雄平は宮城・東北高から02年ドラフト1巡目で投手として指名され、ヤクルトに入団。1年目の03年は、先発17試合を含む27試合に登板し5勝6敗、防御率5・03。09年オフに野手に転向した。今季は1軍での出場はなかった。投手の通算成績は144試合で18勝19敗1セーブで防御率4・96。打撃成績は968試合で打率2割9分1厘、66本塁打、386打点、41盗塁だった。