日本ハムがSC活動の一環として開催している道内の中学硬式野球大会「FIGHTERS BASEBALL CHAMPIONSHIP（FBC）U15」の決勝戦が行われ、札幌真駒内リトルシニアが初優勝を飾った。

決勝初進出の札幌真駒内リトルシニアは、序盤から打線がつながり5回までに11得点。3年ぶり2度目の優勝を狙った旭川大雪ボーイズの反撃をしのぎ逃げ切った。2番二塁で出場した小貫空主将（日章中3年）は「厳しい試合も多かったけど、優勝できてうれしい。高校でも野球を続けて、甲子園に出場したいです」と力強く話した。

今年で6回目となるFBCは、道内のリトルシニア、ボーイズリーグ、ポニーリーグそれぞれの予選を勝ち抜いた8チームが団体の垣根を越えてトーナメントを戦い、頂点を目指す。決勝戦を見守った稲葉篤紀SCO（49）は「親に感謝の気持ちを忘れず成長していってほしい。この中から1人でも多くのプロ野球選手、ファイターズに入ってくれる選手が出ることを期待しています」とエールを送った。【小林憲治】