ヤクルトが“配置転換”で逃げ切った。7回、7点リードから4点を奪われ、なお1死一、二塁のピンチで田口が登板。代打長野を空振り三振に抑え、ワンポイントでマウンドを降りた。4点リードの9回にはスアレスが登板。3者凡退で試合を締めた。田口は今季24登板中17試合、スアレスは16登板中13試合で先発してきた。ローテーションを守ってきた2投手が、終盤でブルペン待機。高津監督は「そんなにリリーフにゆとりがあるわけではない」と説明した。

先発陣は小川、石川、奥川、高橋、サイスニード、原、高梨らで確立しつつある。その分、手薄なブルペンを配置転換で補った。指揮官は「適材適所で。2人がリリーフに回っていることで、チームがすごくうまく回っている」と感謝していた。