今秋ドラフト上位候補で最速151キロ左腕の関学大・黒原拓未投手(4年=智弁和歌山)が今秋リーグ初登板となる先発で2回無失点だった。

1回1死一塁でドラフト候補の関大・野口智哉内野手(4年=鳴門渦潮)、久保田拓真捕手(4年=津田学園)と連続で対戦。野口をスライダーで空を切らせ、久保田拓を148キロ速球で見逃し三振に仕留めた。「今日は久々のマウンド。あまり気負わず、自分らしく伸び伸びと投げていけたら。最近は日を追うごとに自分の感覚で、いいポイントで球を放せている。今日はいい真っすぐだった」。2回は2死一、二塁で抑え、予定の2イニングは最速148キロを計測するなどキッチリ抑えた。これまで調整途中で、8月30日のオープン戦甲南大戦以来の実戦登板だった。11球団22人のスカウトが視察し、プレーに目を光らせた。