ドラフト会議が10月11日に行われる。12球団の補強のポイントはどこなのか。各球団担当記者がポジションと年齢で見たチーム編成分布図とともに解説する。

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DeNAの重点補強ポイントは、即戦力投手だ。得点力はリーグ上位だが、防御率は唯一の4点台。ここを改善しなければ、来季、上位進出は望めない。今年は西日本工大・隅田知一郎、筑波大・佐藤隼輔という即戦力とみられる大学生左腕が2人いる。球団には14年から石田、今永、浜口、東と4年連続で大学生左腕を上位で獲得し、成功を収めてきた実績がある。

隅田は重複指名が濃厚で、佐藤は故障で秋に出遅れた。今永、東に加えて一昨年は森、昨年は入江を一本釣り。過去の傾向で判断すれば、単独指名できる可能性がある佐藤が有力か。今永も、大学4年時の故障で評価を下げた球団が多い中での指名だった。ただし、吉田孝司スカウト顧問兼球団代表補佐が昨年限りで退任。ドラフト戦略を転換する可能性もある。また、盗塁は12球団最少で、野手は中、長距離タイプが多い。俊足野手も補強ポイントだ。【DeNA担当=斎藤直樹】

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