ドラフト上位候補で、最速151キロ左腕の関学大・黒原拓未投手(4年=智弁和歌山)が3日関大戦から連投で救援登板。9回の1イニングを1奪三振無失点に抑えた。

4-5の9回に5番手で登板。先頭を123キロスライダーで見逃し三振。次打者に左前打を許したが、大学時代に磨いてきた141キロのカットボールで併殺に打ち取り、「狙い通りだった。きっちりと自信のあるカットボールを投げ込んで打ち取れたのは良かった」と振り返った。

今秋初登板となった3日には先発で2回無失点。連投でドラフト前最後の登板を終え、「状態は問題ない。この2日間、自分のアピールポイントを出して、自分らしい投球ができて、いいアピールになったんじゃないかと思います」と語った。

オリックス乾スカウトは、黒原のドラフト前最終登板を確認し、「元気な姿を見られたのは良かった。春のリーグに優勝でチームをけん引しているところは見せてもらっている。評価はしっかりさせていただいています」とコメントした。【林亮佑】