DeNA斎藤俊介投手(27)が5日、珍しい惜別ダッシュを行った。

戦力外通告を受けた後、1軍の試合前練習が行われている横浜スタジアムに登場。ウオーミングアップの前に、投手陣の前で「俺の分まで頑張れよ」と大声で最後のあいさつを行った。

その後は、スーツ姿に革靴のままで、外野でのウオーミングアップに参加した。一緒にダッシュまで行った後、引き揚げた。三浦大輔監督は「斎藤らしいですね」と話した。斎藤は一発ギャグやものまねをファン感謝デーで披露するなど、明るい性格でチームを盛り上げていた。

斎藤は成田高から立大、JX-ENEOSをへて17年ドラフト4位でDeNAに入団した。19年に初登板し、今年8月には右肘のクリーニング手術を受けていた。プロ通算16試合で0勝1敗、防御率5・76の成績だった。2軍では今季、3試合で3回を投げて、0勝0敗、防御率3・00だった。