阪神藤浪晋太郎投手は7回に2番手で登板し、自己最速タイの162キロを計測して3者凡退に抑えた。

山本斗を二ゴロ、福田光から空振り三振を奪うと、西川へフルカウントからの6球目で162キロ。ファウルとなった後、低め直球で見逃し三振に仕留めた。逆転勝ちへと流れをつくり「あまり余計なことは考えずマウンドに上がりました。それが良い方向に向いた」と受け止めた。

開幕投手を務めた今季はここまで先発6試合を含む21試合で3勝3敗。ペナント争い正念場の9月10日に1軍を離れたが「与えられたところで自分の仕事ができればという思いで。自分ができることは限られていますが、自分のできることを一生懸命やっていくしかない」と決意を示した。

平田2軍監督はフェニックスリーグでの藤浪について「先発で調整をさせる」と明言。優勝監督インタビューでは「クライマックス、日本シリーズと、今日出た選手たちが活躍するのを楽しみにしていてください!」とファンに呼び掛けていた。その1人になれる背番号19がファームで結果を残していく。