阪神北條史也内野手(27)がみやざきフェニックス・リーグ開幕戦の巨人戦(ひなたサンマリンスタジアム宮崎)で約1カ月ぶりに実戦復帰した。

3-1の6回表の守備から三塁へ入った。6回2死満塁の好機で打席にも立った。カウント2-2から外角の変化球に空振り三振に倒れたが、ケガの不安を感じさせない力強いスイングを見せた。

北條は9月15日のウエスタン・リーグ、ソフトバンク戦(甲子園)で三塁側のフェンス際への飛球を追った際に、伸ばしたグラブがフェンスに引っかかり左肩を亜脱臼した。その場にうずくまりトレーナーに左腕を支えられながらベンチへ退いた。その後、別メニューでリハビリを続け、2日の鳴尾浜での練習から全体メニューに復帰していた。

みやざきフェニックス・リーグの「開幕投手」は藤浪晋太郎投手(27)が務めた。3回を投げ、2安打3奪三振1四球で1失点だった。

初回1死から連打と四球で1死満塁とし巨人萩原哲捕手(23)に中犠飛を許し1点先制を許した。しかしそれ以降は内外に制球を整え、立ち直った。2、3回と連続で3者凡退に打ち取り3回で降板した。

9日のロッテとのファーム日本選手権では7回に中継ぎ登板し、自己最速タイの162キロを含む快投で1回無失点。中1日でこの日は先発マウンドに立ったが、3回1失点と安定感を見せた。今季1軍の開幕投手を務めた右腕が1軍再昇格へ、懸命のアピールを続けている。