球児2世だ! 「プロ野球ドラフト会議supported by リポビタンD」が11日に都内で開催され、阪神が外れ1位で高知の最速154キロ右腕・森木大智投手(3年)を指名した。

高知中で軟式150キロを計測し、甲子園出場はならなかったが、超高校級右腕に成長。同じく高知出身で猛虎のレジェンド・藤川球児氏(41)の「火の玉ストレート」を目標に名投手を目指す。

<阪神に在籍した主な高知出身者>

◆江本孟紀 南海から江夏らとの大型トレードで加入。開幕投手を3度務めるなどエースとして活躍も「ベンチがアホやから」と言い放ち81年引退した。

◆弘田澄男 ロッテから移籍し、163センチの小柄ながら存在感抜群。85年には小技の利く2番打者としてバース、掛布、岡田へのつなぎ役としてVに貢献。

◆中西清起 2年目の85年抑えに定着し、最優秀救援投手に。優勝決定のヤクルト戦では胴上げ投手に。コーチとしてはJFKを巧みに使いこなした。

◆町田公二郎 広島時代は代打の切り札。引退した八木の後任として、05年に迎えられた。阪神での1本塁打を加え、代打通算20本塁打はセ・リーグ最多。

◆藤川球児 細身の体を鍛え上げ、戦力外の危機を脱出。球史に残る救援投手に成長し、05年優勝の立役者に。阪神での通算243セーブは歴代最多。

◆二神一人 09年ドラフトでは菊池雄星の外れ1位。期待は高かったが、プロ1勝はならなかった。現在は球団広報として、矢野監督を補佐している。