巨人宮本和知投手チーフコーチ(57)が8失点の投手陣を振り返った。6回にヤクルトのサンタナに同点2ランを浴び、6回途中4失点で降板した先発の戸郷については「5回で本当はね交代だったんですけど、本人が直訴してね。もう1イニング行かせてくれと言うことだったので行かせたんですけど、そうであればもっとね気迫ある投球が見たかったなと」と話した。

2点リードの7回に3番手で登板した高梨は四球、適時二塁打、四球で1つのアウトもとれず、1安打2四球3失点で降板。無死一、二塁で後を託された畠がオスナに逆転3ランを被弾した。「高梨は残念ですね。あれはもう、試合をぶちこわしてしまったという部分がありますね。ああいうところで、しっかりチームを支えていかないといけない立場が、やっぱりああいう、四球、安打、四球というね。彼も反省するでしょう」とコメントした。

残り5試合で、ローテーション通りにいけば、16日広島戦(東京ドーム)の予告先発高橋から、メルセデス、菅野、山口と来て最終戦の24日ヤクルト戦(神宮)を迎える。「まだ不明ですね。最終戦、行くか行かないか。(高橋)優貴の(最多勝争い)のこともありますからね。(戸郷に)2ケタ勝たせてやりたいという親心はあるんだけど、自ら流してしまったっていうのはあるんじゃないですかね。投手陣はここのところ頑張っている。チームのバランスが取れていない状況の中で、守りの野球っていうのが強い野球だと思う。まずは投手を整備して残り試合を戦っていきたいなと思います」と前を向いた。