阪神秋山拓巳投手(30)が、5回4安打3失点で降板した。ここまでチーム2位の10勝を挙げている右腕が、まさかの今季ワーストタイ3被弾。「本当に大事な試合でこのようなピッチングをしてしまい、チームに申し訳ないですし情けないです」。コメントに悔しさがにじんだ。

初回、2回と3人で攻撃を終わらせる上々の立ち上がり。しかし3回1死、林に137キロ直球を捉えられ、左翼へ先制ソロを許すと、2死から宇草にフォークを右翼スタンドへ運ばれ、1イニング2被弾。4回は1死から4番鈴木誠にフルカウントからカーブを捉えられ、左中間へソロ本塁打を許した。

開幕から先発ローテーションの一角としてフル回転してきたが、9月11日広島戦(マツダスタジアム)を最後に白星から遠ざかる。好相性の広島には今季ここまで5勝を挙げてきたが、この日は白星をつかめなかった。

▼阪神投手陣が広島打線に4本塁打を浴びた。1試合4被弾は4月22日の巨人戦(東京ドーム)、6月27日のDeNA戦(甲子園)に次いで今季3度目だが、いずれも秋山が先発した試合だった。秋山の3被弾は前記DeNA戦以来今季2度目。