ヤクルト奥川恭伸投手(20)が、4回途中で降板した。

1回、1番島田に中前打、2番中野に左前打を浴び、無死一、二塁のピンチを作ると、3番近本に右翼席へ先制3ランを献上した。その後、追加点を許さなかったが、ボークや暴投を記録し、不安定な立ち上がりとなった。2、3回は無失点に切り抜けるも、降雨による中断を挟んだ4回につかまった。1死走者なしから木浪に左翼へ二塁打を放たれ、2死二塁で青柳を四球。島田に中前適時打を浴びたところで降板。「大事な試合を任せていただいたのでなんとか試合を作りたかった。先発としての仕事ができず悔しい。チームに申し訳ない」と、表情をこわばらせながらベンチに下がった。

2番手石山も流れを断ち切れず、奥川は3回2/3を投げ、7安打5失点となった。今季甲子園では2試合で合計14回で1失点、防御率0・64。相性の良いマウンドで、結果を残せなかった。

▽ヤクルト高津監督(2位阪神に敗れてマジック減らず)「表に点が取れなかったこと、(裏は)立ち上がりでパーンといかれたこと。展開的にすごく難しくなった1回の表裏だった。(奥川は)特別な感情もあったかもしれない。まあでも、しようがないですね」

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