プロの世界で夢をつかむ。巨人ドラフト7位の広島新庄・花田侑樹投手(18)が16日、広島市内のホテルで仮契約を結んだ。

契約金2500万円、年俸500万円(金額は推定)で背番号は未定。これまでの人生で最も大きな買い物は6、7万円の愛用グラブだったという正統派右腕は「活躍して、もっと稼いでいけるようにしたい」とビッグドリームを思い描いた。

契約金の使い道についてはまだ何も考えていないとしながらも、支えてくれた人たちの感謝は忘れない。会見場で父淳さん(44)、母まどかさん(42)、広島新庄の宇多村聡監督(34)が見守る前で「今までお世話になってきたので、これから活躍して恩返しできたら」と誓った。

ライバルをまくる。水野雄仁スカウト部長(56)からは「石田投手とか代木投手とか、甲子園で活躍した投手に負けないように。ライバルがいるのは、お互いが上がっていける近道だと思う」と同じ高卒新人投手の2人とともに成長する未来を期待された。チーム内での最下位指名から下克上を狙う花田は「入団したらライバルだと思うので、負けないように強い気持ちを持っていけたら。一番下(の指名)なので、上の人たちよりも努力して活躍したい」。穏やかな口調で闘志をメラメラと燃やした。【小早川宗一郎】

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