来秋ドラフト注目の最速152キロ右腕・神奈川大の神野竜速(りゅうどう)投手(3年=西武台千葉)が、初めての全国の舞台で躍動した。6回を3安打6三振。「直球でうまく振らせていこうと意識した。(神宮のマウンドは)思った以上に景色がよくて。投げやすく感じました」と振り返った。

目指すはドラフト1位だ。高校時代の最速は148キロ。大学1、2年で体重を11キロ増やし、パワーアップに成功。今春、玉城コーチのアドバイスで左腕を強く引いて体の回転軸で投球するフォームに改造すると、球速が150キロにアップした。夏のオープン戦では152キロを計測。「球速アップはドラフトで注目してもらうため。こだわっているのは真っすぐの質」。この秋は制球力、回転数、キレ、強さに重点を置いて練習。勝てる投手となった。

来月3日から行われる大学代表候補選手強化合宿にも選出された。神野は「ドラフトに向けアピールするチャンス。1位指名を目指します」と力強かった。【保坂淑子】

【関連記事】明治神宮大会開幕 高校の部、大学の部詳細スコア