広島は23日、来季のキャッチフレーズが「ガツガツGUTS!」に決定したことを発表した。地元テレビ局・中国放送(RCC)の「特別番組」として放送中の「カープファン感謝デー2021」で詳細が明かされた。

例年ユニークな言い回しがおなじみの球団のキャッチフレーズ。来季は「ガツガツ貪欲に戦い、貪欲に勝利を求めていく」「GUTS! あふれるプレーで広島を元気にしていく」などの意味が込められ、歯を食いしばったデザインにもそれらの思いが込められた。

 

◆近年のキャッチフレーズ

 

▼21年 バリバリバリ

 

◎…解説 広島弁で「ものすごい、とても」などの意味を持つ「バリ」が用いられた。「ね“バリ”強く戦う」という覚悟。「バリあつく」「バリはげしく」「バリしつこく」戦う決意が込められた。

 

▼20年 たった今 このAKAの子 舞い立った

 

◎…解説 前から読んでも後ろから読んでも同じになる、球界でも異例の回文。「ファンとともに戦う」という思いが込められた。

 

▼19年 水金地火木ドッテンカープ

 

◎…解説 太陽系の惑星の頭文字を取ったなじみのフレーズ「水金地火木土天海」をアレンジしたもの。「リズムよく4連覇、そして日本一を達成できるように突き進む」という願いが込められた。

 

▼18年 ℃℃℃(ドドドォー!!!)

 

◎…解説 努力、泥臭さ、怒濤(どとう)、度胸、同郷、胴上げなどの「ド」と、温度の℃、カープの「C」を掛け、球団初の3連覇の意味も込めて3個並べられた。

 

▼17年 カ舞吼! Kabuku

 

◎…解説 読みは「かぶく」。歌舞伎の語源となった「常識にとらわれない、変わった行動や身なりをする」という意味のある「傾く(かぶく)」を元に、「カープ」らしく「舞」い、「吼(ほ)」えながら戦っていくという意味が込められた。

 

▼16年 真赤激 Burn it up! 

 

◎…解説 読みは「まっかげき」。情熱にあふれるプレーでファンに「刺激的な野球」を届けようと、「真赤」と「過激」を組み合わせたもの。ロゴは唐辛子をモチーフにした。