北海道白老町出身の高卒ルーキー左腕、日本ハム根本悠楓投手(18)が25日、札幌市内で初めての契約更改交渉に臨み、推定年俸520万円の現状維持でサインした。

今季は2軍で先発、中継ぎと経験。育成段階ということもあって、1試合での投球は最長5イニングにとどまったが、12試合に登板して防御率1・82を記録した期待の有望株だ。「1年間、野球を続けるのは少しきついなと思いました」と初々しい笑顔も「真っすぐでファウルを取れた。スライダーでも、ある程度抑えられた」と、自信を得た1年だった。

11月に沖縄・国頭で行った秋季キャンプ中には、視察に訪れた新庄剛志監督(49)を間近で見て「やっぱり、すごいオーラがありました。思っていたよりもデカイ」と、ニッコリ。「『来年1年がテストだ』みたいな話を聞いて、モチベーションは上がりました」。来年2月の春季キャンプへ向け「体的にも変化球とか技術的にも、レベルアップして迎えたいです。落ちる系の変化球をしっかり見直したい」と、意欲満々だ。2年目の来季は「1軍で投げて初勝利をしたいなと思っています」と、目標を掲げた。