西武呉念庭が契約更改を行い、3倍近い大幅増額を勝ち取った。

年俸880万円から1620万円アップの2500万円でサイン。約2・8倍の高評価を受けた。呉念庭は「今までにない感覚で必要とされている感じがするんでそこを応えたくて毎日必死でした」。キャリアハイを大きく更新する130試合に出場。初めて規定打席に到達し、シーズンを走りきった。

増額には“救世主手当”が含まれている。開幕直後に山川がけがで離脱し出場機会を得た。5月以降は外崎に代わって二塁を守り、負傷者続出のチームの窮地を救った。交渉の場では渡辺GMから「前半戦の頑張りは、いなかったらもっとチームの状況は悪かった」と評価。10本塁打とパンチ力を見せ、来季は「打点多く、そして(打率)2割8分はいきたい。出られれば(ポジションは)どこでもいい」とレギュラー定着を目指す。