中日からFA宣言した又吉克樹投手(31)との主な一問一答は以下の通り。

 

-FA申請したのか

又吉 はい。

-権利行使に至る思いは

又吉 独立リーグのチームの方々との約束という部分と独立リーグ出身で初のFA宣言できる選手になれたことで、ずっと宣言したいという気持ちがあった。(入団した)8年前には想像できなかったが、(権利が)取れるようになった段階から宣言することは考えていました。

-今の心境は

又吉 独立リーグに入れていただいた人たちに恩返しではないですが、記事になって届いてくれたらいいな、と思いますし、選手たちの明確な目標になってくれたらうれしいですね。また、新聞でしか見てないですけど、他球団の方から「調査」という評価をいただいていることもうれしいな、という気持ちです。

-中日への思いは

又吉 立浪監督には残ってほしいと言っていただきましたし、その上で選手の権利だからと認めていただけたことはありがたかったです。ただ、僕が選手で残る側だとしたら、1人出ていけばチャンスが増えるわけですから、そういう部分ではチームとしていいのではないかな、とも思います。(中日との)交渉は2回。他の球団の方から話をいただいて野球選手としてのスキルアップという部分でも魅力的なことがあれば、そちらの方にお世話になると思いますし、9日以降にいろいろ話を聞いた後に、ドラゴンズにはこちらから話を聞きたいな、というのはあります。

-決断の判断材料は

又吉 一番はそこにいて自分が何ができるかを決め手にしたい。残るなら残る、移籍するなら移籍してそこで何ができるか、ですね。僕がFA宣言するということは独立リーグの選手たちに夢を与えるという意味がある。中日と(他球団からの金銭条件が)変わらないのであれば、もう1度と、いうことになるとは思いますが、いろいろな条件提示を聞いた上で判断したいと思います。

-結論の目安は

又吉 なるべく年が明ける前には決めて新しい年を迎えたいなとは思いますが、期間とかは考えていません。自分が納得いくまで考えて、いい結果を出せるようにしたい。