中日立浪和義新監督(52)が来年3月25日の巨人との開幕戦(東京ドーム)に「燃える」と初言及した。4日にナゴヤ球場で開催されたファン交流イベント「ONLINE竜陣祭」に登場。選手は主力級は柳、小笠原ら、若手を中心に18人とこぢんまりとした規模でも指揮官は熱かった。

「最高の相手。相手に不足はない。燃えるでしょうね。全力で燃えて戦っている姿にファンの方は魅了され、いい試合で勝てば感動を与えられる。一番力のある強いチームに勝っていかないと上には行けない」

抽せんで来場した417人、有料配信で見つめたファンへ力強く訴えた。

今季はともにリーグ最下位のチーム打率2割3分7厘、69本塁打という得点力不足から5位に沈んだ。秋季キャンプでは選手の技術、体力強化を重点的に取り組んだ。沖縄での春季キャンプでは頭脳強化を追加する。立浪監督は「頭の勉強もしないといけない。選手が意見を出し、自分も話をする」と話し、定期的にミーティングを開き、走者が得点圏にいる場面での打者の意識改革などを推進する。「来年は期待してほしい」。ミスタードラゴンズは約4カ月後の開幕をしっかりと見据えた。【伊東大介】