巨人の新人全17選手が7日、制服、スーツ姿で川崎市のジャイアンツ球場に集った。高校生、大学生、社会人が入り交じり、列になってクラブハウス、室内練習場、グラウンドを練り歩いた。育成、支配下を合わせた17選手同士、全員が顔を合わせるのはこの日が初だった。

初めて訪れたというドラフト1位の関西国際大・大勢(翁田)投手(22=西脇工)は「野球ができる環境や練習ができる環境を十分整えていただいている。あとはどれだけ自分が追い込めるか、練習するかだと思う。しっかり環境を活用して、球界を代表するような選手になりたい」と決意を新たにした。

ドラフト2位のJR東日本・山田龍聖投手(21=高岡商)は、「すごくきれいな球場で、こういうところでやれるんだなってワクワクしています」と胸を高鳴らせた。

ドラフト3位の日大・赤星優志投手(22=日大鶴ケ丘)は、自主トレに来ていた選手との違いを実感。「やっぱり体の大きさだったりそういうのが、今の自分たちとは全然違った。まずそこからしっかり自分も自覚を持って練習していきたいと思いました」と話した。

8日には、両国国技館で行われる「読売巨人軍2021シーズン感謝祭」が開催。新入団選手発表では背番号も披露される。将来の金の卵たちは、初めて巨人のユニホームに袖を通すことになる。