巨人梶谷隆幸外野手(33)が7日、都内の球団事務所で契約更改を行った。

複数年契約のため現状維持の推定年俸2億円でサインした。現在は10月27日に受けた腰椎椎間板ヘルニアの手術から復帰を目指してリハビリを行っている。「手を挙げて必要として頂いたのに、情けない。チームに迷惑をかけて申し訳ないと思います」とFAで加入1年目を振り返った。

昨オフ、DeNAから加入も今季はケガに泣かされた。1軍では61試合の出場にとどまり、打率2割8分2厘、4本塁打、23打点。左太もも裏の違和感や、右第3中手骨骨幹部骨折で、度重なる離脱を経験した。腰痛もいえず、10月末の手術を決断した。「まずは体をよくすることが全てかなと。とにかくケガしないように、いま自分の現状の体を強くすることしか考えてない。そこで頭がいっぱいになっている感じですね」と己の体と向き合っている。

現在は腰にコルセットを巻きながら、軽めのランニング、キャッチボールで体を動かし、復帰を目指す。この日の午前中もジャイアンツ球場で体を動かしてから、契約更改交渉に臨んだ。来季へ向け「とにかく1年間出たい。日本一になる輪の中に心から喜んでいる状態にしたい」と思い描いた。(金額は推定)