東都大学野球秋季リーグ戦の個人タイトル表彰式が、東京・武蔵野市の亜大キャンパスで行われた。

中日2位指名の駒大・鵜飼航丞外野手(4年=中京大中京)は指名打者部門でベストナインを獲得。「4年間で初めての経験。うれしいです」と、クリスタルの表彰盾を手に笑顔を見せた。

早くも大きなタイトルを目標に掲げた。「プロでもタイトルを取れるように頑張りたい。打点王と本塁打王を取りたいですね」と力を込めた。小さいころ、テレビで見た中日の主砲はトニー・ブランコ選手にタイロン・ウッズ選手。「4番がしっかりしているチームが強い。それも、日本人が4番を打てたらいい。いつか中日を優勝に近づける戦力になりたい」と主軸を打つ覚悟だ。

同学年の活躍に刺激を受けた。日本シリーズはテレビで観戦。「シビれましたね。1つのエラー、1つの失投。1点の重みを実感した。ためになる試合でした」。一瞬たりとも目が離せない試合展開。中でも印象に残ったのはヤクルト村上だ。「同級生で、あのパワーはすごい。自分もああいうホームランを打てる打者になれるようにこれから頑張りたいです」。今後は同じ舞台に立ち、ライバルになる。「勝負強さでは負けません」と、早くも宣戦布告。大学通算12本塁打31打点の実績を自信に、プロの世界へ挑む。