沢村賞右腕のオリックス山本由伸投手(23)が難攻不落の「マー君超え」を見据えた。14日は都内で若月とともに最優秀バッテリー賞の表彰式に臨んだ。
若月とは中盤以降にコンビを組んで10勝無敗の負け知らず。「どんどん息も合ってきて、本当に助けられた。ピンチでこそ、ナイスリードと思うことが多かった」と相棒に感謝した。
表彰ラッシュの今オフだが、狙わなければならない大記録がまだある。レギュラーシーズン15連勝中。日本記録は楽天田中がメジャー移籍前に残した12~13年の28連勝だ。「あと13勝ですよね。前半戦、全部勝ったとしてもまだ届かないくらい…」。以前、自分で計算してみたことがあり、ひるみそうになった。
だが、マー君の記録を目指すことが、理想のエース像と重なる。「勝ち続けられるのが一番。そうできるように1試合1試合コツコツと。負けないのはチームにプラスですから。勝っている週は気分よく、集中して練習できる。充実度が全く違う」。好循環を生んだ流れを継続させたい。
東京五輪では田中の存在感の大きさに触れた。「存在がすごく大きい。気配りも素晴らしく若手も思いきってできたし、あれだけの実績、実力があるのに後輩に気を使わせない。完璧な方でした。自分もそういった人間になりたい」。
マー君以上の負けない男になれば、侍エースの称号は不動になる。【柏原誠】
○…山本を支えたオリックス若月は、ナインに「由伸のおかげで(賞金)100万円か。せこいなあ」といじられたことを明かした。「由伸と受賞できてうれしい。来年も組ませてもらえるように、まずアピールして試合に出ないと。打撃面を含め全体的にレベルアップしたい」と引き締めた。



