ソフトバンク柳田悠岐外野手(33)が17日、ペイペイドーム内で契約交渉に臨み、今季1000万円増の6億2000万円で更改した。巨人松井秀喜を抜き、球界日本人野手で歴代最高年俸を更新した。藤本新監督の下、主将として臨む来季は「ゴジラ級」の成績でチームをV奪回へ導く。

「球界最高年俸野手」の肩書にも、柳田は冷静だった。「時代で変わっていくと思うので。すぐ、誰かが抜くと思います」。02年の巨人松井の年俸を20年ぶりに塗り替えたが、柳田らしく、謙虚な振る舞いは変わらない。ただ「球団の方にそういう評価をしていただいているので、そこは自分もしっかりやっていかないといけないなと思っています。もちろん、責任はあると思っています」と、球界の看板を背負う重みを感じている。

7年契約2年目だった今季は、141試合の出場で打率3割、28本塁打、80打点でいずれもチームトップの成績だった。だがチームが8年ぶりBクラスとなる4位に沈んだこともあり「1年間けがなくやれたことは良かったですが、チームも個人も納得いかないシーズンでした」。昨年の4000万円アップよりも少ない、1000万増には「ダメでした。でも球団の人には、苦しい中でよくやったと言ってもらえた。また来年なんとか恩返ししたい」と感謝した。

来季は最高俸に見合う「ゴジラ級」の成績を誓う。「誰が見てもすげえな、という数字を残したいです。自信、胸を張って言えるような成績。とりあえず全部、いい数字を残します」。02年松井の50本塁打には「それはちょっと無理やなと思うので」と苦笑したが「ハイアベレージで、ホームランもたくさん打って、打点も100超えてというのが理想です」と、全部門でのキャリアハイを狙う意気込みだ。

藤本新監督の下、新主将にも就任。8年ぶりBクラスからの巻き返しへ「高い胴上げをしたいので、監督には『ダイエットしといてください』と言いました」とニヤリ。新人時代に2軍コーチとして指導を受けるなど、縁の深い指揮官を男にする。【山本大地】(金額は推定)