ロッテ唐川侑己投手(32)が19日、来季の契約更改交渉に臨み、1500万円増の年俸9500万円でサインした。昨オフに複数年契約を結んでいる。

プロ14年目の今季は38試合に登板し、4勝2敗22ホールド、防御率2・72。軽度のヘルニアで首に負担がかかり、夏場の約3カ月間を戦線離脱した。復帰後は武器のカットボールが不安定になった時期も。「うまくコントロールできなくてカウントが悪くなったり、四球も増えたし。それができなくて苦しいピッチングが増えたかなと思います」と振り返った。

20年シーズンは勝利の方程式の一角として、絶対的な安定感を誇った。今季は国吉、佐々木千らがその座に入った。「競争になってくると思うので。自分のできることを精いっぱい、練習を含めてやっていきたいです」と完全復調での開幕を目指す。また来季への個人目標の1つに「150キロ出したいので、本気っすよ」と挙げた。(金額は推定)