ロッテ唐川侑己投手(32)が来季、大台到達を狙う。この日、1500万円増の来季推定年俸9500万円で契約更改。

1億円が間近だが、もう1つの大台も欲しい。

来季目標の1つに「150キロ」を挙げた。「僕、投げたことないんです。1回でいいから150キロ見たいなって」。成田高時代に148キロを出してから、はや15年。「本気っすよ。高校生みたいでしょ」と笑った。

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今季は首痛で夏場の3カ月間を戦線離脱したが、原因となった軽度のヘルニアはすでに問題なし。離脱の間に国吉、佐々木千が必勝リレーに入ったが「安定感と出力を高めていくことが大事」と歩みに妥協はない。フォーシームの直球と球速が変わらないのに左打者の胸元へ襲いかかるカットボールが、最大の武器。今年1月には「出たらいいな」と魔球での150キロも夢見ていた。唐川が完全復調するだけで、試合終盤の厚みがぐっと増す。