DeNA三浦大輔監督(47)が19日、楽天から移籍加入した藤田一也内野手(39)について、5年前から目をつけていたことを明かした。

牧秀悟内野手(23)京山将弥投手(23)と横浜市内で「京急百貨店×ウィング上大岡PRESENTS がんばろう横浜!横浜DeNAベイスターズ クリスマストークショー2021」に参加。「現役のころから『どんな形でも戻って来いよ』と話はしていた。今回、縁があって現役として戻って来てくれるから楽しみにしてます」と話した。

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藤田は今季、楽天から戦力外通告を受けた。来季は2012年以来10年ぶりに古巣のDeNAに復帰する。ゴールデングラブ賞を3度受賞した守備の名手。二遊間を守る牧秀悟、森敬斗の「動く手本」としても期待される。三浦監督は「ライバルはライバルですから競争してもらえれば。経験豊富な選手ですから。ゴールデングラブ賞も取って、楽天でたくさん経験して戻って来てくれるから、そういうことも伝えてもらいながら、若い選手と勝負してもらえたら」と求める役割を話した。

藤田は基本的に、内野はどこでも守れる。三浦監督は「これという1個だけでなく。来年40(歳)の年か。昨年ファームで見ていても、動きもまだまだ若いですし、もう1度ベイスターズで花を咲かせてもらいたい。経験豊富ですからね。成績もそうですが、若い選手に与える影響にも期待してます」。内野でも遊撃手は負担が大きく、40歳シーズンを迎える選手が守ることはまれなポジションだ。「ショート守れるかな(笑い)。でも複数ポジション守れる選手ですからね」と期待を寄せていた。【斎藤直樹】