昨年10月に受けた腰椎椎間板ヘルニア手術からの復帰を目指す巨人梶谷隆幸外野手(33)が、リハビリ期間を有効活用中だ。9日、川崎市のジャイアンツ球場で自主トレを敢行。ティー打撃では振り終わりにバットのヘッドをかえさずに止めるスイングを繰り返し、入念にスイング軌道を確認した。DeNA時代の20年、ヘッドが下がることを防ぐために始めた練習で、この年に打率3割2分3厘を記録。「左手を意識し始めて、良い結果が出た」と手応えをつかんだ。そこからは感覚を養うため、日常生活でも左手を駆使しているという。

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外野の定位置争いは激しさを増しているが「(3月の)オープン戦には戻ってアピールできたら。復帰するときに迷わないことが一番。どういう方向にいきたいかブレないように、今できることは形を固めること」。フルスイングができない今だからこそ、理想の形を体に染み込ませている。