東都大学リーグ2部の東洋大が10日、埼玉・川越市内の同大学で、グラウンド開きを行った。

身長188センチ、体重92キロの最速156キロ右腕で、今秋ドラフト候補の羽田野温生(はるき)投手(3年=汎愛)は「1部に昇格して秋で優勝を。個人としては大きな目標としてプロ入りがあります。春、秋とチームの勝利につながる結果を出したい」と意気込んだ。

大台の160キロも夢ではない。杉本泰彦監督(62)は潜在能力の高さを評価する。「あれだけの身長があって、脚力がある(50メートル走6秒1、100メートル走11秒台)。160キロ出ます。出たからなんだっていう話かもしれませんが、(相手に)プレッシャーは与えられる」。“排気量”は同部OBのDeNA上茶谷、中日梅津、ソフトバンク甲斐野の「150キロトリオ」よりも上、と太鼓判を押した。

羽田野も「大学在学中に160キロを出すのが目標です」と話す。そのために、この冬は柔軟性の向上に励んでおり、ウエートトレ後に自ら考えた10種目のストレッチメニューを1時間みっちり行っている。新チームでは抑えを務める予定で「最後に自分が締めるのが役目になる。どんどん押していくタイプなので、全力で1イニングを投げ抜きたい」と力を込めた。