中日は12日、ダヤン・ビシエド内野手(32)が新型コロナウイルス、オミクロン株に感染したことを発表した。

同内野手は11日に再来日し、入国時に行ったPCR検査で陽性反応。解析の結果、オミクロン株に感染したことが判明した。米国出国時のPCR検査による陰性証明を提出していたが、来日時の検査で陽性になった。症状は微熱とのどの痛みだけでの軽い症状で、この日は平熱に戻っているという。現在は入国時に入った政府指定の施設で隔離措置を継続していて、感染判明で最短10日間の隔離措置で済む可能性もある。球団広報によると「同行の家族が濃厚接触者になっている」ため、14日間の隔離措置を取る予定で、春季キャンプへの参加は予定通りの方向だ。球団では初めて新型コロナウイルスに感染した選手になった。

ビシエドは来日6年目の昨季、打率2割7分5厘、17本塁打、70打点と主砲として安定した成績を残し、今季から新たに3年契約を結んだばかりだ。立浪新監督も今季も4番を任せる方針で、昨秋キャンプ中に、中村紀打撃コーチらとともにビシエドに直接打撃指導。立浪監督は「40本塁打は打てる力はある」と強竜打線の主砲覚醒に期待を寄せている。