巨人は13日、「バングラデシュ国交樹立50周年イベント」として、同国代表チームにオンライン指導を実施した。

前日12日に締結した国際協力機構(JICA)と連携協力協定の活動の一環で、球団OBの会田有志巡回トレーニング統括コーチ(37)と円谷英俊スカウト(37)が川崎市のジャイアンツ球場から画面越しに打撃、投球、守備の基本動作を指導した。両コーチはイベント前に選手の映像をチェック。同国の数の数え方を使って捕球リズムのトレーニング方法を伝えたり、人気のクリケットと野球を比較するなど、わかりやすく的確な指導で選手たちから何度も拍手を浴びた。イベントの最後には巨人から野球道具(ボール480球、帽子320個)が贈呈された。

円谷スカウトは「短い時間だったのでどれだけ力になれたか分からないところはありますが、選手の皆さんのバイタリティーがものすごかった。引き続き交流できればと思っています。(指導の)守備範囲は地球ということで、微力だけど、学んできたことを還元できればという気持ちです」と話した。