阪神矢野燿大監督はメジャー移籍した前守護神スアレス(パドレス)の穴を埋める若きストッパー候補の登場を待ち望んだ。

「サプライズ的に出てきてくれるのが、オレとしてはありがたい。いい意味での想定外が出てきたら」と話した。代役として期待される最速157キロ右腕の新外国人カイル・ケラー投手(28)は、コロナ禍で外国人の新規入国停止措置が続き来日時期が不透明。同じく抑え候補の岩崎はもちろん計算しているが、キャンプでの若手の底上げが、長いシーズンを戦う上でも欠かせない。

矢野監督は「湯浅とか昨春よかった石井とか、馬場も含めて」と若手の名前を挙げた。その言葉を自主トレ中の鳴尾浜で伝え聞いた石井は「着々と結果を出し、信頼を勝ち取れるように」と名乗りを上げた。