ついに「背番号1」がお披露目となるかもしれない。日本ハムは21日に新ユニホームと新プライマリーロゴを発表する。午後5時10分からの発表記者会見には新庄剛志監督(49)も出席予定で、生まれ変わる戦闘服に袖を通せば、就任後は初めて伝説の「1」が復活する。チームは20日、春季キャンプのメンバー振り分けも発表。BIGBOSSはキャンプ地の沖縄・名護と国頭を縦横無尽に視察するべく、異例の2拠点キャンプ生活構想も公表した。

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待望の「SHINJO 1」がお目見えなるか-。11年ぶりに刷新されるユニホーム発表記者会見の注目は、やはりBIGBOSS。新ユニホームを着て登場となれば、就任後初めての“正装”で現役時代にファンを熱く盛り上げた「背番号1」の初披露となる。

ユニホームへの思いは、昨年11月の監督就任会見でも明かしていた。

新庄監督 ユニホームは、チームの強さ、オーラを出すもの。新しいユニホームの案を僕が出して、変えてくださいとオファーを出す。球団の方は取り入れてくれると思うので、それを期待して。皆さんも、新しいユニホームを期待してもらったらうれしい。

北海道移転後の3代目ユニホームは革新と挑戦、そして継承という「ファイターズらしさ」を前面に出したデザインとなる見込み。会見は球団公式YouTubeチャンネルやCS放送のGAORA、地元局のHTBやUHB、STVなどでも中継が予定されており、注目は集まりそうだ。

楽しみな日を前に、この日は自身のインスタグラムで「キャンプ中に寝泊まりする宿舎を2つ用意してもらう方向です」と投稿。春季キャンプ中は異例の2拠点生活を行う考えを明かした。1軍の沖縄・名護と2軍の国頭は車で約40分の距離で通常は名護に宿泊し、国頭へは車通いする。ただ、新庄監督はキャンプ初日から国頭視察を明言しているように、2月中は名護と国頭を何度も行き来して全選手をチェックするとみられ、新たな新庄式スタイルを導入する考えだ。

キャンプメンバーの振り分けも発表され、新型コロナ感染で隔離静養中の清宮は2年ぶりの2軍スタート、ドラフト3位の水野達稀内野手(21=JR四国)と同9位の上川畑大悟内野手(25=NTT東日本)は1軍スタートが決まった。それでも2拠点キャンプ生活を送る考えのBIGBOSSに1、2軍のどちらが「BIG組」で「BOSS組」となるかは分からないが、垣根はない。新ユニホームで1番を背負ったBIGBOSSが、縦横無尽に駆け回る。【木下大輔】