中日大嶺祐太投手(33)が29日、キャンプ地の沖縄・北谷での先乗り合同自主トレで初めてブルペンに入った。

ロッテ戦力外から育成契約で入団。先発、中継ぎ問わず「任されたところを投げられるようにやっていきたい」と、支配下復帰への意気込みを明かした。

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2月1日のブルペン入りを問われ「違うチームに来て1発目のキャンプ。投げたい」と即答した。ロッテ時代に指導を受けた落合ヘッド兼投手コーチは就任会見で「祐太には年齢に関係なく厳しくする」とハッパ。右腕は「練習も含めてその準備はしてきた。頑張ります」と気合十分だ。

沖縄・石垣島出身で、八重山商工を初の甲子園出場に導き、06年の高校生ドラフト1巡目でロッテ入団。15年に8勝を挙げるなど主に先発で活躍。19年に右肘のトミー・ジョン手術を受けたが、昨季は中継ぎ1本で8試合に登板し、4年ぶりの勝利も挙げた。通算29勝右腕は「ほぼ先発だったので、去年中継ぎができたのはすごいプラス。準備の仕方とか勉強になった」ときりり。211の背番号を軽くする闘いが始まる。【伊東大介】