34歳は甘くない!? 9日に34歳の誕生日を迎えたオリックスT-岡田外野手(34)が、今季こその日本一を誓った。

「やっぱり日本一ですね。去年できなかった日本一に、チーム全員で向かっていきたいなと思います」

オリックス一筋17年目の生え抜き和製大砲は、野手最年長。3月で4歳になる愛息からは、一足先に誕生日プレゼントをもらった。「似顔絵が刺しゅうされたタオルをもらいました」。シーズン中は年に数回、球場で応援してくれる息子は「打つ打たないは関係なく『頑張ったね』と言ってくれます。やっぱり、癒やしですよね」。その笑顔で、パパはまたがんばろうと思える。

昨季はラオウ杉本にディオールの香水を無断使用されても「それで打てるなら、もっと使って」と使用許可を出した。新人王を獲得した20歳左腕の宮城には、欲しがっていたスニーカーをプレゼント。自身の誕生日には「後輩からプレゼントをもらうのは…気が引けますね。モノではなくて、特別な日に何か考えてくれる気持ちが本当にうれしいです」と目を細めた。

2月生まれの特権? で春季キャンプ中に必ず誕生日を祝ってもらえる。この日も1日早く西野からサプライズケーキをもらい、喜んだ。そんな甘い雰囲気の中、ラオウ杉本は「Tさんは、今年も祝われると思って安心しているので『今年は何もせんとこう』と、みんなに注意喚起しておきました」と先輩をいじる。

それでも今年も後輩に祝福され、T-岡田の22年が始まる。【真柴健】