先発3本柱に続く左の軸にと期待される広島床田寛樹投手が、初のシート打撃登板で順調な仕上がりを印象付けた。走者なしを想定の1イニング目に韮沢と持丸から見逃し三振を奪うなど、3者連続三振。走者を置いた2イニング目は堂林、林から連続三振を奪った。最速146キロの直球と変化球を両サイドにきっちり投げ分け、打者11人に対し2安打5三振。「バランスよく投げられた。昨年、一昨年も春先、全然ダメだったので、今年は何とか最初の実戦の時からいい球を投げられるようにと思って早めに準備してやってました」。前半戦1勝と出遅れた昨季を反省し、今年はハイペースで調整を続ける。

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初の実戦形式をほぼ完璧に終えた左腕に、佐々岡監督も納得の表情。「真っすぐも変化球も、抜け球も曲がり球もしっかりと内、外に投げ分けられていた。バッターの反応を見ても、切れ、スピードが出ている」とうなずいた。残り3枠の開幕ローテーション争いで、大きくリードしている。