平成の怪物と令和の怪物が初対面した。ロッテ佐々木朗希投手(20)が沖縄・石垣島キャンプ第3クール初日、ブルペン入り。座ったドラフト1位の松川虎生捕手(18=市和歌山)に対して、変化球を交えて49球を投じた。

今キャンプ4度目の投球練習で最多の球数。「もうちょっと少なく終わらせたかったですけど、いろいろ練習したいこともあったので良かったです」。28球目からは右打者を立たせ、内角を意識して投げ込んだ。

最速157キロを計測した剛球に、昨季限りで現役を引退した松坂大輔氏が熱視線を送っていた。ともに“怪物”の異名が付いたスター投手。投球後に対面し「テレビで見ていた人だ、と。ブルペンを見た感想を教えてもらいました」。球団関係者によると、松坂氏は直球の制球力を絶賛していたという。

ここまでブルペン入り3度、メイン球場マウンドからの投球練習1度と、順調に調整を進めている。井口監督は「しっかりとゲームに入れる形ができてきている」と評価。11日からは3日連続でシート打撃を行う予定で、佐々木朗も12日か13日に「対打者」で登板する予定があることを示唆した。【鎌田良美】