西武高橋光成投手(25)が18日、2年連続となる開幕投手に指名された。

宮崎・南郷キャンプ全体練習後。一塁ベンチ前に選手が集められ、みんなの前で辻監督から「今年の開幕投手は光成。光成が開幕戦で勝てるようにみんなでバックアップしよう」と大役を任せられた。

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昨季はともに、チームトップとなる173回2/3を投げて、11勝をマークした右腕は「うれしい」と思うとともに「始まるな」と気が引き締まった。開幕戦の重みも分かっている。「自分にとってもスタート。勝つ、勝たないで全然違う。いいスタートを切りたい」と誓った。

3月25日の開幕戦。場所は3月から「ベルーナドーム」と新名称になる本拠地で、相手はリーグ覇者オリックス。投げ合う相手は難攻不落の山本が予想され、点数は多く与えられない。昨季オリックスには3戦3勝と好相性だったエースは「3番から5番がしっかりしている。無駄な走者を出さないように」と、中軸には吉田、杉本がどっしり座る強力打線を封じるイメージを高めた。辻監督も「2点ぐらいまでには抑えてもらいたい」と高いレベルを求めた。

昨季は験担ぎとして開幕前から髪を伸ばした。すると、オリックスとの開幕戦白星を含め、開幕5連勝の10戦負けなしだった。「まだ決まっていない」と具体案は悩んでいるが、今年も何か験担ぎを考えている。調子も「開幕に100%でいけるように」と万全に整え、王者撃破の最高のスタートを切る。