開幕投手候補の1人、阪神秋山拓巳投手(30)が22年初実戦に臨み、2イニングを4安打2失点だった。

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「真っすぐは詰まってたし、フライアウトも取れた。真っすぐはよかったです。変化球はまだそんなにキャンプで投げてなかったんで、精度を上げていってという感じ」。直球に手応えを感じつつ、変化球のさらなる精度向上を見据えた。

1回は内野安打と味方の失策で無死一、二塁としたが、3番銀次を一塁へのゴロで併殺に仕留めた。2死三塁で楽天ドラフト2位の4番安田と対戦。17日の練習試合ヤクルト戦で実戦初本塁打を放っているルーキーに1ボール2ストライクと追い込んでから中前適時打を浴び、先制を許した。

「安田に打たれたのはチェンジアップを試してるって形なので。シーズンに入ったら追い込めばフォークってなると思いますけど、早いカウントでチェンジアップとか使えたらなって意味で試しています」と新たなチャレンジを明かした。

2回は先頭田中和に変化球を捉えられ、右中間へのソロ本塁打を浴びた。直後、辰己に右前打を許し二盗も決められたが、2死二塁で1番山崎を左飛に打ち取った。今季からの新背番号21のユニホームで、23球を投げ終えた。

昨季セ・リーグで唯一となる2年連続2桁勝利を挙げた右腕。初実戦で見つかった課題を次への糧にする。