DeNAドラフト1位の小園健太投手(18=市和歌山)のギアが上がってきた。

13日に続き、2度目のブルペン入りで30球。三浦監督も見守る中で、ラスト10球は座った捕手に投じた。直球限定で6球連続ストライクを奪い、ミットを微動だにさせないアウトローに決めるシーンもあった。最速145キロで「打者が入ったらもっと上がってくる。この時期にそれだけ投げているのは良かったんじゃないかと思います」と好感触が残った。

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ラプソードで数値も計測した。試運転段階での回転数は2200でプロ平均もブルペンでは重要視していない。「意識していたのは回転軸。ほぼ全球1時に近い形だったので納得のいく結果だった」。今後は球数を増やし、変化球も交ぜる。順調にステップを踏めば対打者との段階に入る。市和歌山の女房役でロッテのドラフト1位松川は1軍戦に出場。「連絡は取り合っていないけど、すごく活躍は目に入っているし、いい刺激になっている」。出世物語は始まったばかりだ。

▽DeNAドラフト6位梶原(初の対外試合出場で2打数無安打)「初球から待っていない球がきたが、崩されなかったのが成果。でも粘って粘って、粘っても仕留められなかった。一発で仕留める確実性を練習していきます」