DeNA山崎康晃投手(29)が、守護神奪取に向け、好スタートを切った。

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巨人との練習試合に対外試合初登板し、1回をパーフェクト投球。代名詞である落差の大きなツーシームではなく、昨季前半戦でも投げた打者の手前で鋭く変化する140キロ台中盤の高速ツーシームで松原、吉川ら左打者のバットの芯を外した。「自分の中で殻を破るという意味で。バッターにも嫌な1球になればいいなと」と新たなスタイルを披露した。

テーマに挙げる真っすぐも、スピードと力を感じさせた。風が強く、肌寒い中で最速149キロをマーク。松原は2ボールから原点のアウトロー直球でカウントを整え、打ち取った。「ここまではいいアプローチで来ているかなと。もっと質を高く、目指しているのはもっと上」を追求する。三浦監督は「この時期にあれだけの直球を投げられたら順調」と評価。三嶋、伊勢らとの守護神争いはこれからだ。【久保賢吾】

▽DeNA坂本(対外試合初先発。4回を1失点で新球ツーシームも試投)「バッターもビックリした反応で、(左打者に)いい食い込み方をしていた」

▽DeNA上茶谷(3回1失点で新球シュートを試投)「右打者の内角を突くというところで、新しくシュートを練習してきて、多く投げられればなと思った」