東都大学リーグ駒大の新1年生、出村夢太外野手(星稜)が、大学デビュー戦で初打席初安打を放った。

3回無死、左打席に入ると、外のスライダーを逆らわずに左前へ。「いい緊張感の中、打席に入れました。環境にもまだ慣れてはいませんが、新入生らしく積極的にいこうと。打った後は興奮しましたし、ほっとした気持ちもありました」と笑顔。第2打席は相手投手が左の横手投げに交代。出村にも代打が送られ、1打席の出場に終わったが、3月1日に行われる高校の卒業式を前に、さっそく結果を出した。

星稜時代は20年夏の甲子園交流試合に1番遊撃手で出場し、3安打を放った。現在はチーム事情から一塁と左翼を練習中だ。「打撃では対応力に自信があります。外野は高校の最後の方に少しやったぐらいです。これから練習していきます」と意気込みを語る。大学4年間での目標は「プロや社会人、レベルの高い場所で野球を続けられるような選手になることです」という。さらなる高みを求め、出村の挑戦が始まった。