新主将が目指すのは「最強」だ。東京6大学野球の法大が今年初のオープン戦を行い、昨秋都市対抗8強のENEOSに勝利した。

今秋ドラフト候補の斉藤大輝主将(3年=横浜)は「最強のチームを作りたいと思っています。監督はリーグ戦を全勝で優勝したいと。自分も貫きます」と、ラストイヤーにかける思いは強い。

この日は3球団のスカウトが見つめる中「3番二塁」で先発出場し、3打数1安打1四球。6回2死からバットを折られながらも右前へ運ぶと、後続の2本の適時打を呼んだ。守備では二遊間への安打性の打球を併殺に仕留めるなど、安定感をみせた。

加藤重雄監督(65)は「落ち着いた主将です。チャンスでもピンチでも、浮き沈みがありません」と人間性を評価。続いて「今日は守備で投手を救う場面もあって、打撃でもしぶとさをみせてくれました」とたたえた。