ソフトバンク石川柊太投手(30)が、オープン戦初登板となる2日の中日戦(ペイペイドーム)に「ガチモード」で挑む。

すでに開幕4戦目、3月29日ロッテ戦の先発が確実となっているが「背水の陣とかよく言ってますけど、その気持ちはいつでも大事。そういう時に良いものが出たりする。本当に実戦モードがテーマです」と意気込んだ。

主力としては異例のマインドだ。藤本監督は「今現在ではナンバー2」と、開幕投手の千賀と2本柱として信頼を寄せている。オープン戦を「調整」と位置づける投手も多いが、石川は全力投球だ。「自覚と責任を持たなくちゃいけない立場や思いがある。調整ではなく、対バッターというところ」と、結果を求める。

宮崎春季キャンプでは、20日の紅白戦で2回無安打無失点。今宮、上林、グラシアル、松田、リチャードと主力級を難なく封じた。キャンプ打ち上げ時には「大きなけがもなく終わった。とりあえずは一安心。次のステップにいける準備ができたと思います」と手応えを感じていた。

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22年初となる本拠地ペイペイドームでの試合。「今あるものをすべて出し切る。全力でぶつかっていくというのは大事にしたいです」。開幕ローテーション入りが決まっていても慢心はない。「期待してもらっている。やらなくちゃいけない。それって、ボールを投げてみないと分からないけど、後悔しないようにやることはやる」。本番同様のプライドを胸に、マウンドへ上がる。【只松憲】